食中毒(西日本)

琉球新報 24/12/25


12月24日 沖縄県薬務生活衛生課は、宜野湾市の業者が豊見城市内の保育園5施設に配食した食事を食べた26人に、下痢や腹痛など食中毒症状が発症したとして、同社を24~28日の5日間の営業停止処分としたと発表。同課によると、17日に同社で調理した白米、カボチャの煮物、みそ汁などの食事を食べた0~5歳の園児21人と、20~50代の職員5人が発症。10人の検便からウエルシュ菌が検出されたという。


沖縄タイムス 25/1/2


1月2日 沖縄県薬務生活衛生課は、昨年12月20日に宜野湾市の飲食店を利用した20~50代の10人がカンピロバクター属菌による食中毒になったと発表。同店を1月2日から6日まで5日間の営業停止処分にした。中部保健所によると、同店を利用した20人のうち、鶏レバーや牛ステーキなどを食べた10人に下痢、発熱、腹痛などの症状が出た。8人の便を検査したところ、7人からカンピロバクター属菌が検出された。カンピロバクター属菌は、家畜や家禽に広く分布し、解体時に腸管から肉を汚染することが多い。新鮮な肉であればあるほど感染しやすく、鶏肉の汚染による食中毒が多く発生している。潜伏期間は1~7日と比較的長く、吐き気や腹痛、下痢が主な症状。発熱は38度前後が多い。多くの患者は1週間以内で完治するが、まれにギランバレー症候群に陥り重症化や後遺症が残る場合があり注意が必要。県薬務生活衛生課は、未加熱または加熱不十分な鶏肉料理を食べてカンピロバクターによる食中毒になるケースが後を絶たないとして、焼き鳥などの肉食は中心部まで十分に加熱(75℃、1分間以上)するよう注意喚起している。


山陽新聞 24/12/23


12月23日 岡山県は、津山市の飲食店で食事をした県内の男性6人(10~40代)が腹痛や下痢といった食中毒症状を訴えたと発表。県生活衛生課によると、14日夜に6人を含む2グループ計21人が同店を訪れ、鳥刺しや焼き鳥、串カツなどを食べた。他に共通する食事がなく、4人の便から食中毒菌「カンピロバクター」が検出されたことなどから、美作保健所は同店での食事が原因と断定。23日から5日間の営業停止処分とした。


西日本新聞 24/12/12


12月11日 福岡市は、同市中央区の飲食店が腸管出血性大腸菌O157による食中毒を発生させたとして、同日から1日間の営業停止処分にした。市によると、11月17日に牛サガリなどが入った鉄板焼き定食を食べた2グループ(計4人)のうち、20代男性と50代女性が下痢や腹痛などの症状を訴え、O157が検出された。


山陽新聞 25/1/12


1月12日 福山市は、同市三之丸町の飲食店で食事をした10~70代の男女35人が下痢や嘔吐、発熱などの食中毒症状を訴えたと発表。市保健所によると、7日に福山、岡山、倉敷市などの5グループ(計49人)で店を訪れ、マーボー豆腐や海鮮サラダなどを食べた。患者と従業員の便からノロウイルスが検出されたことなどから、同店の食事が原因の食中毒と断定。12日から再発防止策が取られるまで営業禁止処分とした。


南日本新聞 24/12/28


12月28日 鹿児島県は、提供したにぎりずしで食中毒が発生したとして、日置市東市来町の飲食店を29日から4日間の営業停止処分にしたと発表。30人に下痢や嘔吐などの症状があり、うち6人と調理従事者3人の便からノロウイルスが検出された。県生活衛生課によると、同店は23日、にぎりずし入りの弁当を作り、3団体計67人に提供。25日は来店した1団体18人にすしや茶わん蒸しなどを出した。いずれの団体も調理日に食べた。店は27日から営業を自粛している。


山陽新聞 25/1/7


1月7日 岡山市は、同市北区駅前町の飲食店で食事をした19人が下痢や嘔吐などの食中毒症状を訴えたと発表。19人は市内外の20~40代の3グループで、いずれも男性。昨年12月29日に刺し身、カキのみそ焼きなどを食べた。患者の便からノロウイルスが検出されたことなどから市保健所は同店の食事が原因の食中毒と断定。7日から3日間の営業停止処分とした。


中国新聞 24/12/6


12月5日 広島市保健所は、中区紙屋町の飲食店で集団食中毒が発生したとして、同店に営業禁止を命令した。市保健所によると、11月27日に同店で生がきや刺し身の盛り合わせなどを食べた1団体25人のうち14人が29日に下痢や嘔吐の症状を訴えた。うち10人と従業員1人の便からノロウイルスが検出された。


神戸新聞 25/1/9


1月9日 神戸市は、同市兵庫区の店を利用した20~50代の男女13人が腹痛や嘔吐などの症状を訴え、うち7人からノロウイルスが検出されたと発表。市は食中毒と断定し、同店に11日まで3日間の営業停止を命じた。市によると、13人は2つのグループでいずれも昨年12月28日に同店の宅配ずしの提供を受けた。マグロやサーモン、ホタテなどのすしを食べ、同29日夜以降に症状が出た。


長崎新聞 24/12/23


12月21日 長崎市は、長崎市風頭町のホテルを利用した10~70代の計9人が食中毒とみられる症状を訴え、うち5人の便からノロウイルスを検出したとして、食品衛生法に基づき、ホテルを同日から3日間の営業停止処分とした。市によると、13日午後6時半ごろから1団体25人がホテルで会食した。刺し身や揚げ物などを食べ、このうち9人が下痢や嘔吐、発熱などを15日に発症。7人が医療機関を受診した。症状があった全員に共通する食事はこのホテルだけで、ホテルの調理従業者の便からもノロウイルスが検出されたため、食中毒の原因と断定した。

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