HACCPは、従来の製品検査に頼るのではなく、食品を製造する際に工程上で起こり得る危害(Hazard:ハザード)を分析し、それらを管理する手段に重点を置いた管理手法です。
工程の中で、重要でかつ効率よく管理できる部分をCCP(重要管理点)として管理することで、衛生的に安全な製品を製造することを目指しています。
もともと、米国で1960年代に宇宙食開発をきっかけに開発された衛生管理手法であり、一定の成果がでていることを踏まえ、1990年代から小規模事業者を含め義務化されています。
現在では、米国の他にも多くの国で義務化されています。
日本においても、1995年以降、「総合衛生管理製造過程」としてHACCPの考え方を取り入れた認証制度をスタートさせました。
ただし、日本では、規制緩和の一環として導入された経緯もあり、特定の製品群のみをHACCP認証の対象としたため、「自社の製品には関係ない」「ハード整備が必須」「大規模事業者のみが実施するもの」と誤った認識が根付きました。その結果、主要国のなかで、日本だけが義務化制度がない国となり、国際的な衛生管理の世界では、大きく取り残されることになりました。
このような状態を脱却するため、2020年6月からHACCP法制化がスタートしています。
しかし、一度根付いた考え方はなかなか払拭することはできず、HACCPに対する正しい理解や取組みが定着していないのが現状です。
FSAでは、日本発のHACCP認証制度として誕生したJFSの監査会社として、HACCPの意義に基づき、衛生管理の基本的な考え方を提供しつつ、HACCPに基づく衛生管理の成熟とともに、支援先の皆様の成長につながる支援をしていきたいと考えています。
株式会社エフエスエー
HACCP・ISO支援センター長
三村 聡
会社名 | 株式会社 FSA(株式会社エフエスエー) |
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代表取締役 | 馬場 和寿 |
事業部内 | HACCP・ISO支援センター |
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