飲食店におけるO157食中毒対策について(厚生労働省より)

厚生労働省より、以下通達が出されましたので
ご確認頂ければ幸いです。

2023年10月に、飲食店において提供された『ハンバーグ』を原因食品と推定される
腸管出血性大腸菌O157による食中毒事例が複数の県で発生しています。

【注意すべき事項】

  1. 中心部75℃1分間以上の加熱
    食肉は、病原微生物による汚染の可能性があるため、
    中心部を75℃1分間以上(または同等以上)の加熱が必要。

  2. 肉の中心部までの徹底した加熱
    特にハンバーグや結着肉を使用したサイコロステーキは、
    内部に食中毒菌が存在しているので、徹底して中心部までの加熱が必要。
    筋切や調味などの処理(テンダライズ処理、タンブリング処理)を行った
    ものも同様。

  3. お客様への注意喚起
    お客様が加熱調理を行って食べる場合には、
    ①十分な加熱ができる設備を提供すること。(鉄板やペレットでは不十分)
    ②お客様に対して以下を重ねて注意喚起すること。
     ・中心部まで加熱が必要  
    ・食中毒の危険があるため加熱不十分な状態(生や半生)では食べてはいけない

  4. 子供・高齢者への配慮
    特に、お子様や高齢者は、重症化の可能性が高いため、
    お客様まかせにせずに、店舗の責任で十分に加熱を行ったものを提供する必要。

過去にもサイコロステーキで同様の食中毒の発生があり、
重症化した場合には死亡することもあるので、厳重な対応、注意が必要。


※厚生労働省のホームページ
飲食店における腸管出血性大腸菌食中毒対策について
(令和5年11月16日付け健生食監発1116第3号)

https://www.mhlw.go.jp/content/001169146.pdf

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