食中毒(西日本)

読売新聞 21/11/23

11月22日 大分県は、豊後大野市の福祉施設で、入所者8人が下痢や腹痛を訴える食中毒が発生した
と発表。県によると17日午後3時頃、施設から県豊肥保健所に連絡があった。調査で患者6人の便から
原因となるウエルシュ菌が検出された。16日午後に市内の調理場で作られた夕食を施設に運ぶ際、
管理が不十分で菌が増殖したとみられる。県は適正な衛生、温度管理について施設を指導した。



中国新聞 21/11/17

11月16日 広島県は、東広島市の学校の食堂で昼食を食べた学生と教員の計56人が食中毒を発症した
と発表。運営する食品会社に同日、この食堂での営業禁止命令を出した。県食品生活衛生課によると、
10日昼に食堂を利用した学生や教員が11日朝から15日昼までの間に発熱や下痢などの症状を訴えた。
学生3人の便からサルモネラ菌が検出された。



宮崎日日新聞 21/11/25

11月24日 宮崎市保健所は、同市の居酒屋で食事をした24~63歳の男女23人が食中毒を発症したと
発表。このうち4人からカンピロバクター属菌が検出され、同保健所は同日から2日間、同店を営業
停止処分とした。同保健所によると、12日に9人が同店で鶏肉の刺し身などを食べ、うち4人に腹痛
や下痢などの症状が出た。20日に市内の医療機関から同保健所に食中毒疑いの連絡があり、調査の
結果、12日に同店を利用した別の4グループ19人も同様の症状が判明した。同店は23日から自主休業
している。カンピロバクター属菌は生の鶏肉に付着していることが多く、同保健所は「鶏肉は生食用、
加熱用のルールを守ってほしい」と注意を呼び掛けている。



伊勢新聞 21/11/19

11月18日 三重県は、鈴鹿市の飲食店で食事をした12歳から47歳までの男女16人が下痢や発熱などの
症状を訴えたと発表。鈴鹿保健所は患者のうち11人からカンピロバクターが検出されたことや患者の
発症状況が似ていることなどから、同店の食事を原因とする食中毒が発生したと断定。同日付で同店
を営業禁止処分とした。県によると、原因となったのは6日の夕食。鶏の網焼きやささみのたたきなど
が提供された。



宮崎日日新聞 21/11/30

11月29日 宮崎市保健所は、同市の居酒屋で食事をした25~67歳の男女11人が食中毒を発症したと
発表。うち3人からカンピロバクター属菌が検出され、同保健所は同日から2日間、同店を営業停止
処分とした。同保健所によると、13日に8人が同店で鶏肉の刺し身などを食べた。6人に腹痛や下痢
などの症状が出て、このうち1人が入院したと同保健所に連絡があり、同日に同店を利用した別の
4グループ5人も同様の症状があることが判明した。同店は25日から自主休業をしている。同店の
系列店でも同時期に食中毒が確認されており、同保健所は「加熱用の鶏肉を生食用として提供して
いたのが原因の一つと考えられる。使用用途を守ってほしい」としている。



西日本新聞 21/11/18

11月17日 福岡市は、食中毒を発生させたとして早良区の飲食店を同日午後6時から2日間の営業停止
処分にしたと発表。市によると、6日に低温調理のレバーなどを食べた20代男性4人が下痢などを訴え、
2人からカンピロバクター菌が検出された。



朝日新聞 21/11/7

11月6日 熊本市保健所は、食中毒発生のため、中央区南坪井町の飲食店を6~7日に営業停止処分に
したと発表。保健所によると、10日26日に来店して食事をした5人グループのうち、22~26歳の
男女3人に28~29日に腹痛や下痢、発熱などの症状が出た。検査の結果、カンピロバクターによる
食中毒で、加熱が不十分だった鶏肉料理が原因の可能性が高いという。



毎日新聞 21/11/25

11月24日 四日市市は、17日の昼食で同市の飲食店が調理した弁当を食べた20~60代の男女43人が
下痢や吐き気などの食中毒症状を訴えたと発表。市保健所は検査結果からノロウイルスによる食中毒
と断定し、24日から同店を営業禁止処分にした。



読売新聞 21/11/26

11月25日 長崎県は、諫早市の飲食店で19日に製造された弁当を食べた21~65歳の男女21人が下痢や
嘔吐などの症状を訴え、一部の人の便からノロウイルスが検出されたと発表。県は食中毒と断定し、
同店に25、26日の2日間の営業停止処分を命じた。



読売新聞 21/11/8

11月5日 大分県は、佐伯市の女性が誤ってクワズイモを食べ、食中毒を起こしたと発表。食べると
下痢や嘔吐を引き起こすという。発表によると、女性は3日午後5時頃、庭に生えていたクワズイモを
ハスイモと取り違えて採取し、葉と茎をつなぐ「葉柄」を調理して食べた。直後に口の中で痛みを
感じて吐き出したが治まらず、翌4日に受診した。南部保健所によると、クワズイモに含まれる針状の
結晶が痛みの原因だった。クワズイモは九州各地で自生しているといい、観賞用植物としての需要が
ある。ハスイモやサトイモと見た目は似ているが、葉に光沢があればクワズイモの可能性が高いという。



山陽新聞 21/11/25

11月24日 岡山県は、中華料理の香辛料として知られる木の実「ハッカク」と誤って有毒植物「シキミ」
の実を食べた新見市内の男性が、けいれんや嘔吐などの食中毒症状を訴えたと発表。県によると、
シキミはシキビとも呼ばれ、ハッカクによく似た星形の実にはアニサチンなどの有毒成分が特に多く
含まれる。男性の家族が、ハッカクと勘違いした知人から譲り受けて自宅で調理し、20日に一家4人で、
21日には男性1人で食べた。県は「見た目が間違えやすいので注意してほしい。食べて異常があれば
すぐに病院へ」と呼び掛けている。



山陽新聞 21/11/19

11月18日 岡山県は、津山市の飲食店が製造、販売した弁当を食べた15人が嘔吐や下痢などの食中毒
症状を訴えたと発表。県生活衛生課によると、20~60代の男女で、15日にエビの天ぷらや山菜おこわ
などが入った弁当を食べた。他に共通する食事がないことから、県美作保健所はこの弁当による食中毒
と判断、18日から4日間の営業停止処分とした。


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