食品を取り扱う現場では、除菌や漂白を目的として次亜塩素酸ナトリウムが多く使われて
いますが、最近では次亜塩素酸水が徐々に使われるようになってきています。
1.次亜塩素酸水はどういうものなのか?
・次亜塩素酸水は殺菌料(除去剤を含む)の一種で、塩酸や塩化ナトリウム溶液を電解する
ことや次亜塩素酸ナトリウムと塩酸などと混合することにより得られる次亜塩素酸を主
成分とする水溶液です。
・平成14年には一定の規格を満たした生成装置で生成されたものが食品添加物として指定
され、食品の殺菌にも使えるようになりました。
2.次亜塩素酸水と次亜塩素酸ナトリウム溶液の濃度の違いについて
①次亜塩素酸水
※次亜塩素酸水には、pH値によって以下の3つがあります。
・強酸性・・・pH2.7以下
・弱酸性・・・pH2.7~5.0
・微酸性・・・pH5.0~6.5
有効塩素濃度は10~80ppmと低濃度です。
②次亜塩素酸ナトリウム溶液
・塩基性・・・pH8.6~9.5
有効塩素濃度は200~1000ppmと高濃度です。