食中毒(西日本)

高知新聞 21/5/24

5月23日 高知県は、四万十市の飲食店が調理・配達した弁当を食べた20~60代の男女32人が
食中毒の症状を訴え、従業員を含む7人からノロウイルスを検出したと発表。県は同店を同日
から3日間の営業停止処分とした。県薬務衛生課によると、同店は17~19日に計165個の日替わり
弁当を配達。このうち7グループ32人が18~21日に嘔吐や下痢の症状を訴えた。症状が出た5人と
同店従業員2人からノロウイルスが検出されたため、弁当が食中毒の原因と断定。同課は「ノロ
ウイルスに消毒用エタノールは効かない。トイレ後や調理時にはしっかり手洗いし、食品は十分
加熱してほしい」と呼び掛けている。

 

 

四国新聞 21/5/1

4月30日 香川県は、観音寺市のホテルで、22日に食事した36人のうち、30~80代の男女30人が
下痢や嘔吐などの食中毒症状を訴えたとして、ホテルの飲食店営業を30日から5日間停止したと
発表。県の検査で、これまでに患者10人と従業員1人からノロウイルスを検出した。

 

 

伊勢新聞 21/5/20

5月19日 四日市市保健所は、同市の料理店で調理された弁当を食べた10人にノロウイルスによる
食中毒症状があり、検査などの結果、同施設が原因の食中毒と断定したと発表。保健所は同日日付
で同施設を営業禁止処分とした。保健所によると。注文した弁当を食べた複数人が体調を崩して
いると、13日に市内の事業所から連絡があった。調査の結果、10日から12日の昼に同施設で調理
された弁当を食べた4グループ計24人のうち10人に、12~14日にかけて下痢や吐き気、嘔吐、発熱
など、同様の症状が発生。共通食は同施設で調理された弁当しかなく、診察した医師から食中毒の
届け出があった。症状のある人や調理従事者の便からノロウイルスが検出されたため、同施設が
原因の食中毒と断定した。

 

 

沖縄タイムス 21/5/2

5月1日 沖縄県衛生薬務課は、名護市の特別養護老人ホームで、施設内で調理した給食を食べた
40~90代の男女11人がサルモネラ属菌による食中毒を発症、1人が死亡したと発表。同課は同施設
を1~2の両日、営業停止処分とした。施設の届け出を受け北部保健所が21日から調査。「春雨の
あえ物」と、有症者7人、調理従事者3人の便から検出されたサルモネラ属菌の血清型が一致し、
食中毒と断定した。同課は原因について「食材を加熱しておらず、菌が食品を汚染した可能性が
ある」とした。

 

 

沖縄タイムス 21/6/3

6月2日 沖縄県衛生薬務課は、バラハタの煮付けを食べた70代男性と60代女性の2人がかゆみや
筋肉痛、下痢、しびれなどの食中毒症状を発症したと発表。魚に蓄積されていた自然毒シガト
キシン(シガテラ)が原因とみられる。同課によると2人は5月16日、うるま市の加工室で購入した
バタハラを親族からもらい、煮付けにして食べた。中部保健所は煮付けからシガトキシンが検出
されたことなどから食中毒と断定し、同加工室を2日の1日間、営業停止処分とした。

 

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